タヌちゃん

タヌちゃんパワー

強みという視点

🍃 ここに並ぶ強みは、誰かが気づいたものであって、なければいけないものではありません。大切にされるのに、才能はいりません。だから、あの年月を「よかった」とは言わない声も、一緒に並べています。

🖋️ 本人の語り強み見方の転換

吉藤オリィ

3年間の不登校・ひきこもり経験を、「外に出られない人のための技術」に変えた。

小5〜中2の不登校・ひきこもり期に打ち込んだ折り紙がロボット開発の原点。オリィ研究所を設立し、分身ロボットOriHimeと、外出困難な人が遠隔で働く分身ロボットカフェDAWNを生み出した。掲げる使命は当時の経験から生まれた「孤独の解消」。

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🖋️ 本人の語り正直な声尊厳

山田ルイ53世

6年間のひきこもりを「無駄だった」と言い切る、必要な反対意見。あらゆる経験に意味を見いださねばならないという圧力そのものを拒む。

「あの経験があったから今がある」という定型を取材のたびに差し出され、そのたびに断ってきた(著書『僕たちにはキラキラ生きる義務などない』)。取り柄がなくても責められずに生きられる社会こそ正常だ、という主張も一貫している。「強み」が新しい「べき」にならないための収載。

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🖋️ 本人の語り見方の転換家族

ひきこもり大学

上下関係を逆転させた大学。当事者が講師、親と支援者が受講生。

発案者は当事者の「寅さん」学長。2015年には21都道府県を巡回し、『特別講義「ひきこもり大学」』(潮出版社)として書籍化。ひきポス編集長・石崎森人氏も講師経験がある(2016年・KHJ富山)。

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🖋️ 本人の語り強み家族

KHJひきこもりピアサポーター

経験そのものを「資格」に。KHJは2013年度から養成を始め、200名超を認定。

「経験した者だからこそ」初めて訪れた家族や本人の思いを自然に汲み取れる、というのがKHJ自身の説明。全国のピアサポーターのインタビュー動画も公開されている。

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見方の転換

非病理的ひきこもりというパラダイム(加藤研)

臨床研究の中心であるひきこもり研究ラボ自身が、「幸せなひきこもり」「ひきこもりという生き方」の模索を掲げる。

加藤隆弘教授の研究室ページは、在宅ワークが常態化した現在を「病的ではないひきこもり」を模索すべき時代と位置づける。近年の論文タイトルも、病的/非病的ひきこもりの併存というパラダイム転換を明示している。

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強み見方の転換

強み(VIA)から見たひきこもり事例報告(2020)

ポジティブ心理学の「強み」概念でひきこもりを読み直した事例報告。強みの過剰使用・過少使用・最適使用という枠組み。

強み介入の事例報告。ひきこもりを「若者の多様性の一側面」と見る立場を明示的に紹介しており、このタブの前提に最も近い先行研究。

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見方の転換

価値観ミスマッチ研究(Norasakkunkit & 内田)

ひきこもり傾向を「個人の欠陥」ではなく「ポスト工業社会との価値観のミスマッチ/構造的周縁化」として捉え直した実証研究群。

リスクの高い若者は社会規範を正確に認識した上で同調への動機づけが低く、その差は調和志向の低さで説明される。原因は個人ではなく構造の変化にある、と論じる。

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見方の転換家族

当事者研究

「苦労の主役」は本人。自らの困りごとを自分で研究する日本発の方法論。東京大学先端研に講座が置かれ、一つの学問領域に。

浦河べてるの家で生まれ(合言葉は「自分自身で、ともに」)、熊谷晋一郎の東大先端研講座(2015年〜)で学術的地位を得た。「経験こそ専門性」という立場(このアーカイブのインタビューの立脚点)の方法論的な源流。

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家族見方の転換

関水徹平『「ひきこもり」経験の社会学』(左右社・2016)

当事者・家族への聞き取りから「経験」そのものを社会学として扱い、家族が問題を抱え込まされる社会構造を問う。

ひきこもりを症状ではなく生きられた経験として扱った単著。明治学院大学の福祉社会学者による。

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見方の転換

国際比較の「hidden youth」研究

香港や韓国などでは、同じ現象が精神疾患よりも「社会的現象」として扱われることが多い。この事業が立つ比較の視座。

香港の推計(香港大学Paul Wong)は日本を上回り、シンガポールの実践論文は地域間のフレーミングの違いを明記。2023年のFrontiers社説(加藤氏も編者)は評価と地域介入を国際的に扱う。

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🖋️ 本人の語り尊厳正直な声

ひきこもり人権宣言(2021)

改善より先に権利を置いた宣言。ひきこもることを命と尊厳を守る権利の行使と位置づけ、ひきこもる権利や頼る権利を条文化。

2021年12月23日、引き出し屋被害の親子や当事者・専門職が発表。原因の社会モデルを主張する。当初の参加者から「尊厳を否定しがちなのは社会以上に当事者自身」という異論が出たことまで含め、資料価値が高い。

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🕯️ 空の棚

きょうだいの棚は、ほとんど空です。ひきこもりの兄弟姉妹について存在するのは、葛藤の記録か、フィクションが中心。きょうだいが『得たもの』の一人称の記録や、家族に強みを尋ねるインタビューは、まだほぼ存在しません。FTFTのオリジナルインタビューは、この棚を埋めるためにあります。