吉藤オリィ
3年間の不登校・ひきこもり経験を、「外に出られない人のための技術」に変えた。
小5〜中2の不登校・ひきこもり期に打ち込んだ折り紙がロボット開発の原点。オリィ研究所を設立し、分身ロボットOriHimeと、外出困難な人が遠隔で働く分身ロボットカフェDAWNを生み出した。掲げる使命は当時の経験から生まれた「孤独の解消」。
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強みという視点
🍃 ここに並ぶ強みは、誰かが気づいたものであって、なければいけないものではありません。大切にされるのに、才能はいりません。だから、あの年月を「よかった」とは言わない声も、一緒に並べています。
3年間の不登校・ひきこもり経験を、「外に出られない人のための技術」に変えた。
小5〜中2の不登校・ひきこもり期に打ち込んだ折り紙がロボット開発の原点。オリィ研究所を設立し、分身ロボットOriHimeと、外出困難な人が遠隔で働く分身ロボットカフェDAWNを生み出した。掲げる使命は当時の経験から生まれた「孤独の解消」。
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いじめを機に10代の大半をひきこもりとして過ごし、いまは「声を飲み込んできた人が声を上げられる場所」を事業として作り続ける。
中2で不登校となり、10代はほとんど家から出られなかったと自ら語る。その後paperboy&co.を創業して当時最年少でJASDAQ上場、CAMPFIREやBASEを立ち上げた。クラウドファンディングもリバ邸も、原点は自身のひきこもり経験にあると公言している。
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ひきこもりを「極める技」として捉え直した自称・ひきこもり名人(中国語では繭居大師)。
高3で不登校となって以来のひきこもり生活を、「恥ではなく極めるもの」として語り直してきた。『安心ひきこもりライフ』『自立からの卒業』などで、就労一辺倒の支援観そのものを問い直す。職人としての見立てという反転は、日本語ではすでに一人称のジャンルとして存在する。その創始者である。
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10年のひきこもり経験を「社会に届かなかった声を運ぶ資格」に変え、ひきこもり新聞を創刊。
ひきこもり新聞の創刊者。ひきこもり人権宣言・報道ガイドラインにも参加し、現在も各地で家族・自治体向けに講演を続けている。
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6年間のひきこもりを「無駄だった」と言い切る、必要な反対意見。あらゆる経験に意味を見いださねばならないという圧力そのものを拒む。
「あの経験があったから今がある」という定型を取材のたびに差し出され、そのたびに断ってきた(著書『僕たちにはキラキラ生きる義務などない』)。取り柄がなくても責められずに生きられる社会こそ正常だ、という主張も一貫している。「強み」が新しい「べき」にならないための収載。
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当事者の言葉で挙げられた強み。少ないお金で楽しめる力、これ以上落ちない強さ、弱い立場への想像力。
「労働につながることだけが才能ではない」という前提から書かれたひきポスの当事者エッセイ。乾いたユーモアが美談化を防いでいる。
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30代半ばでのひきこもり経験から得た価値観の転換。地位や成果より、人とのつながりと心の平和。
会社員として成果に囚われた末のひきこもり経験が、別の価値の物差しを見せた、という一人称の手記。
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日本初、ひきこもり当事者・経験者が主体の株式会社。社名そのものが強みの宣言。
2017年12月設立。ひきこもり経験者がホームページ制作やプログラミング教育を在宅中心で担う。なお代表自身は当事者ではなく、その運営構造には当事者コミュニティ内で議論もある。批評記事もあわせて掲載。
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全員がニートで全員が取締役。「アブノーマルでマニアックな少数派が社会を面白くする」に賭けた進行中の実験。
2013年11月、160名超のニートが全員取締役として設立。雇う・雇われるの関係を置かない実験体で、2026年現在も活動中(自治体ひきこもり支援センターでの講演など)。ニート=ひきこもりではない。発想の参照例としての収載であることを明記。
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上下関係を逆転させた大学。当事者が講師、親と支援者が受講生。
発案者は当事者の「寅さん」学長。2015年には21都道府県を巡回し、『特別講義「ひきこもり大学」』(潮出版社)として書籍化。ひきポス編集長・石崎森人氏も講師経験がある(2016年・KHJ富山)。
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外出困難な人がOriHimeを遠隔操作して接客するカフェ。部屋を出なくても「働く」と「そこにいる」は成立するという実証。
2021年に日本橋で開店、オリィ研究所が運営。病気や障害などで外出が難しい人々が「パイロット」として働く。部屋からの視点を、そのまま事業にした場所。
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不登校・ひきこもり・中退などの「挫折経験」が講師の資格になる学習塾。
挫折を経験した講師が、同じ経験を持つ生徒と学ぶ。自社コラムでも「ひきこもり経験を必要とする仕事」として当事者採用を掲げる。
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臨床研究の中心であるひきこもり研究ラボ自身が、「幸せなひきこもり」「ひきこもりという生き方」の模索を掲げる。
加藤隆弘教授の研究室ページは、在宅ワークが常態化した現在を「病的ではないひきこもり」を模索すべき時代と位置づける。近年の論文タイトルも、病的/非病的ひきこもりの併存というパラダイム転換を明示している。
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「苦労の主役」は本人。自らの困りごとを自分で研究する日本発の方法論。東京大学先端研に講座が置かれ、一つの学問領域に。
浦河べてるの家で生まれ(合言葉は「自分自身で、ともに」)、熊谷晋一郎の東大先端研講座(2015年〜)で学術的地位を得た。「経験こそ専門性」という立場(このアーカイブのインタビューの立脚点)の方法論的な源流。
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改善より先に権利を置いた宣言。ひきこもることを命と尊厳を守る権利の行使と位置づけ、ひきこもる権利や頼る権利を条文化。
2021年12月23日、引き出し屋被害の親子や当事者・専門職が発表。原因の社会モデルを主張する。当初の参加者から「尊厳を否定しがちなのは社会以上に当事者自身」という異論が出たことまで含め、資料価値が高い。
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きょうだいの棚は、ほとんど空です。ひきこもりの兄弟姉妹について存在するのは、葛藤の記録か、フィクションが中心。きょうだいが『得たもの』の一人称の記録や、家族に強みを尋ねるインタビューは、まだほぼ存在しません。FTFTのオリジナルインタビューは、この棚を埋めるためにあります。